Magic mouse 2 レビュー
Macbook Airのトラックパッドは優秀なので、マウス無しでもかなり快適なんだけど、いろんな作業を行う上でマウスは1つ持っておきたい。せっかくなのでMagic mouse 2を買おうと少しレビューとか漁ったり、人に聞いたりしても評判がよろしくない。ただ、せっかくマックライフを始めたんだし、人柱的な意味合いも込めて買ってみることにした。
開梱の儀
まず箱、これまで買ってきたどんなマウスよりもおしゃれな箱だ。流石7,980円は伊達じゃない。箱からも滲み出す高級感。そして本当にマウスが入っているのか不安になる程箱が小さい。猫と比べるとよく分かる。うちの猫が7kg弱あってデカいってのはあるけど。
そして箱から出してみて箱が小さい理由がわかった。薄い。何これ。ボタンもホイールもないからだろうけど薄い。
MicrosoftからArc Mouseってのが出てるけど、あっちは円弧上に変形すること前提である。
早速使うために充電。充電ポートが後ろにあるので充電中はひっくり返った虫のようだ。確か充電しながらマウスが使えないから、それを強調するためのデザインだって話だとかないとか。ちょっと情けない姿だ。そして充電はLightningケーブルで行う。おそらくMacユーザーならiPhoneだろうし、大体持っているとは思うけど、汎用ポートの方がよかったかなあ。
ペアリングは調べると、最初にLightningケーブルでMacと繋げとなっている。しかし付属のケーブルはUSB Type.Aだし、Macbook AirにはType.Cしかないしどうしたものかと思ったけど、普通にBluetoothから接続できた。
持ちやすさについて
元々被せ気味にマウスと使っているけど、このマウスは薄いので被せて持つことができない。結果掴み持ちになってしまうが、普段掴み持ちをしているので手が疲れる。ただこれは使っていくうちに慣れてきた。
ボタンについて
クリック音は普通か。カチカチという音は結構する。クリックに必要な強さは感覚的だけど、少し硬めな気がする。ボタンは潔く1個しかないようだけど、どこをクリックしたかは認識しているようで、マウスの設定画面で右の方をクリックすると右クリックになるよう設定できる。（左右を逆にすることもできる。）
ただ、左右を使い分けようとすると、どうしても左の時は左側、右の時は右側を押すことになるけど、さっきの裏側の写真で分かるように、このマウスは裏側の滑らせるためのソールが縦に2本配置されている。そのため、左右を使い分けようと意識的にクリックすると、マウス全体が傾くようになってしまうことがある。
結局、右クリックを諦め、人差し指と中指で同時に押すようにすることで、不安定性は収まった。同時に、やや硬いボタンが押しやすくなるので、一石二鳥かもしれない。ボタンはマウス前後方向の中央付近でも普通に押すことが出来る。マウスをラフに持つときには結構いい感じである。
カーソル移動について
これはデフォルトだとクソすぎる。加減速が強すぎて微妙に動かそうとすると遅くなりすぎてイライラする。しかも加減速はオフにできない。どうやらWindowsとMacのマウス感度に対する考え方の違いのようだ。ただこれはカーソルセンスというアプリを入れることで解決する。980円の有料だけど、このマウスを使い続けるには必須のような気がする。最初の20日間は無料で全ての機能が使えるので、試しに使ってみることができる。
インストール後に設定から起動すると、下記のような設定画面になる。加速度をオフにしたかったら、加速度の値を0にすれば良い。下の「加速度／感度を無効」は感度の設定も無効になるので注意。他に自分の設定を共有することで、他の人がどんな設定を使っているか、人気の設定をみることが出来る。とりあえずこれで操作はだいぶ良くなった。
ジェスチャーコントロールについて
恐らくこのマウス上でジェスチャーできるのが、このマウスの売りではないかと思う。
まずホイール操作が片方の指でマウスの表面を撫でることで可能である。この操作は表面についているアップルロゴの付近まで使えるので、かなり自由度が高い。指2本でタップすれば、アプリを切り替えることもできる。
まとめ
正直値段を考えるとあんまりお勧めできないかなあという感じ。僕はLogicool信者なので、Logicoolのマウス買っておいた方がマウスガリガリ使う操作には向いているのではないかと思います。ただ、トラックパッド操作の補助的に使うのであれば、全然いいと思います。高いけど。
