Amazfit GTR2eのレビュー
思えばこれまで色々なスマートウォッチを使ってきた。一番最初はPebbleと呼ばれるキックスターターで募集されていたスマートウォッチ。それからAmazfit Stratosを使い、Matrix Powerwatch2へと進んできた。これまで使っていたものは基本的にE-inkもしくは反射型液晶なので、晴天下でも視認性が良く、電池の持ちもそこそこであった。加えて常時表示な点が個人的には譲れず、他の表示方法に移れずにいた。
ただ、世の中的にはAMOLEDが主体であり、常時表示にしながらもバッテリーの持ちが良いものが出てきたので、ここらでいっちょ使ってみるかという感じになった。
重視したのは主に下記の2点である。
- 常時表示が可能なこと(日付も)
- 一週間程度は電池が持つこと
常時表示が可能なこと
実はAmazfit GTRは初代を以前一回使ったことがある。その時はStratosと迷って両方買ってそれぞれ使ってみた。確か当時は常時表示が出来なかったので、普段何かしているときにチラッと見ることができず、結局すぐにメルカリで売ってしまった。ずっと常時表示を使ってきただけに、やはりないと不便を感じるのである。
今回のGTR2eには常時表示がついていて、一応アナログとデジタルの2種類から選べるようになっている。
使い勝手でいうと、アナログは針に日付が隠れてしまうのでデジタルの方が良い。ただ一個分かりにくいなあと思うのが、SUNの右下あたりにゴミみたいに見えるドットが、実は歩数の進捗状況を表しているドットだということ。よく見るとうっすらと薄い線が見えていて、それの位置でその日の歩数目標を表しているんだけど、ちょっと見にくいと思う。
反射型の液晶と違って、基本的に常時発光しているため、夜でも見やすくなったのはとても良い。一方で電池の消耗を抑えるため、常時表示の明るさは抑えた状態で固定されており、晴天下では視認性が劣る(もちろん通常表示時の明るさは調整可能だし、この機種は明るさに応じた自動調整がついている)。
ともあれ、使い勝手としては十分である。
一週間程度は電池が持つこと
最近の多くの機種は、バッテリー持ちを謳っているものは多いんだけど、実際に使うとかなり短い日数で切れる。特に常時表示していると、当然ながら仕様よりもかなり短くなる。
一応下に仕様のリンクを貼っておくけど、この機種は通常利用で24日、ハードな利用で12日となっている。
https://www.amazfit.com/jp/gtr2e.html#params
下に100%に充電してからの経過時間とバッテリーの残りを示しておく。設定としては、
- デジタルでの常時表示
- 心拍数検出頻度1分
(ストレスモニタ及びPAIという生理指標のために必要) - 22:00〜6:30の間は常時表示OFF
- この期間はアクティビティモニタ使用無し
ほぼ線形にバッテリーは減少している。傾きは2種類あり、恐らく夜間のスクリーン表示OFFの時は傾きがわずかに寝ているものと思われる。ただ、これだけ見ると大きな影響は与えていないようなので夜間もONでもいいかもしれないけど、寝るときのような暗闇では眩しさが気になる。設定としては一応、寝ていることを検出して表示をOFFにする機能もある。上のグラフから、大体10 [%/day]の減少なので、一週間に一回程度の充電で十分持ちそうである。
総評他
タッチ操作によるレスポンスは良く、使っていて不満はない。GPSの精度が悪いという評判があるようだけど、試しに使った時にはそれほど感じなかった。周囲に建物が多い状況だと気になるかもしれないけど、田舎では問題なかった。
ということで現在のところは概ね満足です。