tachisanの日記

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自分を変える1つの習慣 ロリー・バーデン

「何をすべきか」は知っている。行動に移さないだけ。

行動することの大切さと、それを維持する方法、どのようなことが起こるかを著者の体験を元に記載した一冊。

実際私たちはいつも何をすべきか、どのような行動が正しいのか理解しているけど、実際には様々な言い訳を自分の中でしてしまい、結果的に後回しにしてしまう。また、正しい行動は往々にして習慣とする必要があるが、そういったことを避けて短期的な成功や結果を求めてしまう。

著者はそのような行動を「エスカレーターのマインドセット」と呼ぶ。エスカレーターと階段が並んでいる時、人は少しでも体を動かすことが健康につながると思いつつも、エスカレーターを選ぶ人がほとんどであると述べている。このような小さいことでも繰り返し習慣とすることで長期的なメリットが得られるが、そのような正しい選択を常日頃から積み重ねることが大事であると述べている。

結局のところ行動しなければ何も変わらず、行動しましょうということに尽きる本ではあるが、いくつか気づきや背中を押されるような点もあった。特に気に入ったのが、

しかし残念ながら、時間の経過とともに、意欲はゆっくりと落ちていきます。(略)。この典型例が、「新年の誓い」です。

新年の誓いは結構多くの人が立てると思うけど、恐らく今の時期になると時々思い出しつつもそのままにしてしまう人が多いのではないか。私もその一人かもしれない。

作家のアルバート・グレイは1940年にこう書いています。「今日立てた誓いは、翌日に再び立てなければならない」。そうです、「誓い」は、毎日立てなければならないのです。

毎日振り返りを行うことの重要性は何となく感じていて、最近はちょっとした日記をつけつつ振り返るようにしている。そうやって日々を大切に繰り返し、行動していくことが大事だと改めて気付かされた。